薄毛解消に良いシャンプーの選び方

シャンプーはたくさんありますが、抜け毛が進行している人や炎症やかぶれといった頭皮の悪環境にある人、どのようなシャンプーを選べばよいのでしょうか。

 

洗浄成分別シャンプーの分け方

 

1、高級アルコール系シャンプー

ドラックストアなどで市販されているシャンプーの多くは、高級アルコール系シャンプーです。

高級アルコール系シャンプーの最大の特長は、洗浄力が強く、泡立ちが良いことです。

しかし、洗浄力が強すぎるため、髪や頭皮の汚れを落とすだけにとどまらず、頭皮に必要な最低限の皮脂も洗い流してしまい、頭皮にかなりの負担をかけてしまいます。

高級アルコール系シャンプーに含まれる「ラウリル硫酸ナトリウム」は、肌に刺激を与える可能性がある138種類の成分、「表示指定成分」にも指定されていて、泡立ちをよくする反面、皮脂を分解する力が強く、湿疹などの原因とされています。
同じく「ラウレス硫酸ナトリウム」はラウリル硫酸ナトリウムより弱い成分ですが、育毛をしようとする人が使うにはやはり刺激が強いです。

結論として、高級アルコール系シャンプーは避けた方がいいでしょう。

 

2、石鹸系シャンプー

石鹸系シャンプーとは、名前の通り、石鹸の成分である弱アルカリ性の脂肪酸カリウムが主成分になったシャンプーです。

特長は、市販されている高級アルコール系シャンプーに比べて低刺激であり、比較的泡立ちが良いことです。

主に無添加の商品が多いため『余計な成分は必要ない』という人に好まれています。

ただし、基本的に、洗浄力に重点を置いているため、アミノ酸系シャンプーと比べると、髪や頭皮に与える栄養成分は配合されていません。

また、石鹸はアルカリ性なので洗い上がりがゴワゴワしやすく、頭皮に残らないようしっかりすすぐことと、アミノ酸系のコンディショナーを使って髪を弱酸性に戻してあげることが必須になってきます。

 

3、アミノ酸系シャンプー

アミノ酸系シャンプーは、髪の成分であるたんぱく質の構成物質「アミノ酸」を使用しています。

そのため頭皮への刺激が少ない事が最大の特長です。

頭皮のバリア成分である皮脂やコレステロールなどをほどよく残しつつ、フケや汚れだけを洗い流してくれる機能をもっており、髪をアミノ酸で包んでくれるため、日常生活における髪へのダメージも軽減してくれます。

他のシャンプーに比べて洗浄力は落ちるため、洗髪後のすっきり感を覚えないかもしれませんが、それは、アミノ酸系シャンプーが頭皮に必要な栄養を残しているからです。

デメリットは他と比べて製造コストが高くつくため、商品価格が若干高いという点です。

ですが、すでに薄毛でお悩みの方は、可能ならば迷わず、低刺激で限りなく頭皮に優しいアミノ酸系の育毛シャンプーを選ぶべきでしょう。

 

正しいシャンプーの仕方

正しいシャンプー方法で育毛の効果をアップさせましょう。

押さえておきたい育毛に効果的なシャンプーのコツ

 

1、洗髪の前に

お風呂、シャワーの前に軽くブラッシングをしましょう。

その後、ぬるま湯のみで頭皮のホコリや汚れをしっかりと洗い流します。

髪の表面に付着した汚れはこれで8割方は落ちてしまいます。

 

2、頭皮にやさしく、ソフトに洗う

育毛シャンプーが従来のシャンプーと違うところは、頭皮にやさしい成分で構成されているという点です。

ですから、その使い方についても同様に見直しをする必要が出てくるでしょう。

頭皮にやさしくすることが育毛への一歩になるのですから、ソフトに洗うことが重要になってきます。

よくスキンケアをする時にマッサージをしながら行うと効果が大きくなるといいます。スキンケアを行うのと同じような感覚で、指の腹を使ってやさしくマッサージするように頭皮を洗うと育毛シャンプーの効果を損なうことなく引き出すことができるでしょう。

メーカーによって、多少の使用方法の違いがありますから、 そこをきちんと読み正しく実行することももちろん重要です。

 

3、しっかりすすぐ

おそらく多くの方が一番おろそかにしてしまってるポイントが、すすぎです。

頭皮に良い成分、やさしい成分といっても、すすぎ残しはかえって頭皮トラブルのもとになってしまいます。

下から上への毛の流れに逆らうように、また手ぐしなどで髪を広げて、頭皮までしっかりとすすぎましょう。

 

4、正しい乾かし方

洗い終わった後は、タオルで頭皮の水分や髪の毛を抑えるようにしてやさしくふきましょう。

その際に摩擦は髪や頭皮にダメージを与えてしまうので決して擦らないようにしてください

その後は、ドライヤーを使って乾かしましょう。

ドライヤーは、髪から15~20cmくらいは離したところから手ぐしでぱさぱさと髪を揺らすようにして乾かしてください。その際に同じ箇所に集中してあてすぎないように気をつけてください。

髪を濡れたまま長時間放置すると、濡れた髪同士が擦れることによるダメージ、頭皮温度の低下からくる血行不良や雑菌の繁殖などが起きやすいので、自然乾燥は避けましょう。