
ヘアケアで一番大切なのはやはり毎日のシャンプーです。
ですので、シャンプー選びには気をつかいたいですね。
「それなら、大丈夫。ノンシリコンシャンプーを使っているから」という方!
「無添加」や「○○フリー」「○○不使用」という言葉も流行っていますね。
入っていない成分ではなく、何が入っているか、何が主成分であるか、ということを気をつけてみてシャンプーを選んでいらっしゃるでしょうか?
大事なのは入っていない成分ではなくむしろ入っている成分のほうなんですよ!
話は少しそれますが、ペットボトルの甘いジュースの表記を見てみて下さい。脂質0、ナトリウム0とは書いていますが、肝心の糖質が書いていないものが多くあります。
甘いジュースなのですから、脂質0、ナトリウム0は当然であり、そこにあるべきはずの糖質の表記がないというのは一種の販売のからくりですね。
シャンプーや化粧品でも同様の宣伝の仕方はたくさんあります。
それに惑わされず、本当に髪に良いシャンプー選びをしていきましょう。
ドラッグストアで売っている安価なシャンプー(1000円以下が目安です)は髪や頭皮にトラブルのない方には問題ないのですが、髪と頭皮に気を使いたいという方には使われている洗浄成分が強すぎる傾向にあります。
シャンプーを変えたら急にフケが出てしまったという友人も、メーカを聞いてみたらそういったシャンプーのひとつでした。
そのシャンプーに含まれているメインの洗浄成分は「ラウレス硫酸Na」でした。
これは、市販されているシャンプーに一番多く使われている洗浄成分です。
「ラウレス硫酸~」
「ラウリル硫酸~」(ラウレス硫酸を多少マイルドにした洗浄成分です)
など、表記に「硫酸」とあるものは、洗浄成分が強いものです。
これらは、泡立ちが非常に良く、洗浄力も強いのでシャンプー後のスッキリ感は得られます。
ですが、肌の弱い女性には、時としてこの強い洗浄成分が原因で頭皮以外の肌荒れや背中にきびができたりしてしまうこともあるそうです。
もし、心当たりがある方は、お使いのシャンプーが原因かもしれません。
ですので、抜け毛・薄毛予防、育毛をされたい女性の方はこれらの強い洗浄成分の入ったシャンプー避けたほうが良いでしょう。
洗浄力が強すぎないマイルドなもの「アミノ酸系シャンプー」と呼ばれる「アミノ酸系洗浄成分」が主成分になっているもの、「ベタイン系シャンプー」と呼ばれる「ベタイン系洗浄成分」が主成分になっているものがオススメです。
マイルドであるということは先に挙げたシャンプーよりも洗浄力が弱いということです。
ですので、汚れをきちんと落とすすためには、よりしっかりとシャンプーする必要があります。
商品によっては2度洗いを推奨しているものもありますので、その場合は説明にしたがって2度洗いをしてみてください。
また、保湿効果の高いものは、洗い上がりの髪がもったりとして重く感じるかもしれません。
では、具体的にどういった成分が「アミノ酸系洗浄成分」で「ベタイン系洗浄成分」なのかというと、
アミノ酸系洗浄成分
「ココイル~」「コカミド~」「~グルタミン酸」「グリシン」「タウリン」「アラニン」
「ヤジ油脂肪酸」「ラウリン酸」
ベタイン系洗浄成分
「~ベタイン」
などです。
しかし、シャンプーは日々進化していて、新しい洗浄成分もたくさん生まれています。複雑な名前で洗浄成分の表記だけでは判断しずらいものも出てきています。
新しい成分というのはそれだけ画期的ではありますが、反面、データがないので、リスクが分からないとうことが私は心配でもあります。
また、どんなものにも体質に合う合わないがありますので、まずはトライアル、お試しセットなどあれば実際に試してから本商品を購入してみるのもいいですね。
トライアル、お試しセットは、だいたい3~7日分入っていますので、それくらい使って問題なければ大丈夫と判断して良いと思います。
ただし、女性は、生理周期や妊娠、出産、年齢によって、男性よりも敏感に体質が変わりやすいものです。しばらく使ってみて良かったのに合わなくなってきた、ということも普通にありえます。
友人にそういう敏感体質タイプの女性がいて、彼女は化粧水などしょっちゅう変えています。
ですので、そのときはそのシャンプーが良くなかったということではなく、今の体質に合わなくなってきたということですので、悲観せずまた今の体質に合うシャンプーを探してみましょう。