
「ホルモンバランスを整える栄養素」をご紹介しましたが、もちろんそればかり摂っていては栄養が偏ります。それらは積極的にとりつつ、バランスの良い食事を心がけたいものです。
また、一緒に組み合わせると相乗効果でそれぞれの栄養素の効果が高まる組み合わせもあります!
まず、女性のホルモンバランスを整えるのに積極的に摂取したい「大豆イソフラボン」です。
大豆イソフラボンはトウガラシの辛み成分である「カプサイシン」と一緒に摂取すると血流が良くなると言われています。
ですので、「豆乳キムチ鍋」などオススメです。
私がいつもやっているのは、簡単です。キムチ鍋をつくり、つけ汁に豆乳を使うだけです。
これですと、辛いのが好きな人も苦手な人もお好みで辛さを調節出来るので、大勢で食べるときにも良いですよ!
また、イソフラボンは女性様ホルモンの働きをしてくれ、骨から溶け出すカルシウム量を抑えて骨を保護する役目をします。
女性は、女性ホルモンであるエストロゲンの減少とともにカルシウムの吸収率も悪くなっていきます。
牛乳などでカルシウムを摂取しても、女性ホルモンの分泌が少ないと、骨の中のカルシウムはどんどん溶け出していってしまうのです。
閉経後の女性には骨粗鬆症が多いのはそのためです。
ですので、「イソフラボン」と「カルシウム」を一緒に摂るととても良いのです!
簡単なところで、「きなこ牛乳」なんていかがでしょうか?
ヘルシーでほんのりとした甘味がおいしいですよ!
ビタミンEは体内の活性酸素を無害化する「抗酸化作用」に優れています。
しかし、活性酸素を無害化したビタミンEは、活性酸素を消す力がなくなってしまいます。
そこで「ビタミンC」なのです。
ビタミンCは、無力化してしまったビタミンEを元に戻す働きがあり、ビタミンCによって復活したビタミンEはまた新たな活性酸素を無害化できるようになります。
ビタミンE単体よりもビタミンCが同時に存在していた方がより効果的に働けるようになるのです。
ビタミンEは植物油に多く含まれていますが、熱に弱く酸化しやすいので、
植物油にお酢、レモン汁、塩コショウ少々を加えてよく混ぜた「手作りドレッシング」にして、
さらに「フルーツサラダ」にかけて食べると簡単に効率良く摂取できますよ。
朝食にであれば、ヨーグルトを加えてみるのもヘルシーで栄養価が高くて良いですね。