
30代後半から平均して50歳前後で閉経を迎えるまでは女性ホルモンの「エストロゲン」の分泌が徐々に減っていき、ホルモンバランスが崩れやすい時期です。
この時期は、不眠や肩こり、ほてり、イライラ、不安、時には鬱などの重い更年期障害の症状がでる人もいれば、特に何も感じないまま更年期を終える人も全体の半数はいるそうです。
エストロゲンの分泌を子宮に促す視床下部は、特にストレスに敏感です。
アラフォー女性は、仕事であればそろそろ管理職で責任のある立場に、子育て中であればまだまだ未成年の子供を抱えて心配事がつきない、あるいはその両方?
親もそろそろ年を取っていて、自分自身の将来のことなど20代の頃よりも悩みは切実に増えていることでしょう。
疲れたなと感じたら、上手に息抜きすることが大事です。
その方法は、あなたの一番好きなことで良いんです。
たまには、休日に悩みなどすべて忘れて、好きなことに没頭してみましょう!
好きなこと、趣味に費やす時間が自然とストレス発散になり、ホルモンバランスを整えてくれます。
特に今、趣味もないし…という方には、アロマやハーブなどがおすすめです。
ハーブティーを飲んでみる、アロマオイルの香りを楽しむ。
専門店はネットでもお店でもたくさんありますし、専門知識を持ったスタッフの方がいますから、好きな香りを見つけてみるといいと思いますよ。
参考までに、女性のホルモンバランスとリラックスに良いと言われているハーブは、
カモミール・セージ・ジャスミン・ゼラニウム・フィーバフュー・チェストベリー
などです。
規則正しい生活とバランスの取れた食事、こんな生活がおくれていれば良いのですが、現実にはなかなかそうはいかないものです。
特にアラフォー女性は、まだまだ、働き盛り、子育て真っ最中、自分にかける時間をそうそう多くは取っていられないのが現実ですよね。
そこで、せめて、毎日の起床・就寝時間を決める。
できれば、休日も同じ時間で起床・就寝するのが望ましいです。
もちろん、睡眠時間は極端に短かかったり長かったりする時間ではなく5~8時間くらいはキープして。初めはつらいかも知れませんが、習慣づけばそれが自然になるものです。
食事は、毎食ではなく1日のトータルで栄養バランスの良い食事にすることを心がけてみましょう。
大豆イソフラボン
大豆イソフラボンは、「イソフラボン」というポリフェノールの一種です。
体内で女性ホルモンに似た働きをすることから「植物性エストロゲン」とも呼ばれており、エストロゲンが減少するアラフォー世代には、積極的に摂りたい栄養素です。
大豆イソフラボンは、豆乳・豆腐・納豆・みそ・しょうゆなどの大豆食品全般に含まれています。
ビタミンB6
ビタミンB6は、女性ホルモンの代謝に働きかけバランスを整える作用があることから、生理前のホルモンバランスの乱れから生じる月経前症候群(PMS)の症状を緩和するとされています。
ビタミンB6は、マグロ・カツオ・レバーなどに多く含まれています。
ビタミンE
ビタミンEは、ホルモンの分泌器官である脳下垂体や卵巣などの細胞膜が酸化するのを防ぐ作用があります。この働きにより細胞膜が安定することでホルモンの分泌バランスが整えられます。
ビタミンEは、植物油・ナッツ類に多く含まれています。